
3Dプリンター用フィラメント乾燥機おすすめ5選|SUNLU・eSUNなど人気モデルを徹底比較【2026年版】
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3Dプリンターで造形していて「糸引きがひどい」「表面がザラザラになる」といったトラブルに悩んだことはありませんか? その原因の多くは、フィラメントが空気中の水分を吸収してしまう「吸湿」にあります。特にナイロンやTPU、PETGなどの素材は吸湿しやすく、開封後わずか数日で造形品質が落ちることも珍しくありません。
そこで活躍するのがフィラメント乾燥機(フィラメントドライヤー)です。乾燥機にフィラメントをセットして加熱するだけで、吸収した水分を除去し、開封直後のコンディションに近い状態へ復活させることができます。
この記事では、2026年6月時点でAmazon.co.jpから購入できるフィラメント乾燥機の中から、定番・人気の5機種を厳選。乾燥温度・スプール容量・対応フィラメント径・価格などを比較表つきで整理しました。FDMユーザー全般に向けて、用途別のおすすめも解説します。
フィラメント乾燥機を選ぶときの4つのポイント
フィラメント乾燥機を選ぶ際に注目したい基準を、まず整理しておきましょう。
1. 乾燥温度の上限
PLA程度であれば45〜50℃で十分ですが、ナイロン(PA)やPC、ABSなどの高温素材を使う場合は65〜70℃まで対応できるモデルが必要です。温度設定の幅が広いほど、多くの素材に対応できます。
2. スプール容量
1kg×1巻のみ対応のモデルから、1kg×4巻まで同時に乾燥できる大型モデルまであります。複数の素材・色を使い分ける方は、2巻以上対応のモデルが便利です。
3. 対応フィラメント径
一般的な1.75mmだけでなく、2.85mm(3.00mm)に対応しているかも確認しましょう。ほとんどの乾燥機は1.75mm〜3.00mmまで対応していますが、念のため確認が必要です。
4. 付加機能(湿度表示・タイマー・ファン)
湿度センサーでリアルタイムに庫内の湿度を確認できるモデルや、循環ファンで均一に加熱できるモデルは、乾燥効率が高く使いやすいです。タイマー機能があれば、乾燥しすぎを防げます。
おすすめフィラメント乾燥機5選
1. SUNLU FilaDryer S2 — 定番のベストセラー
SUNLU FilaDryer S2は、フィラメント乾燥機の中で最も売れている定番モデルのひとつです。特許技術の360°サラウンドヒートプレートにより、庫内をムラなく均一に加熱します。
良い点:大型タッチスクリーンで操作しやすく、リアルタイムの湿度表示に対応。最大70℃まで加熱でき、PLA・PETG・ABS・TPU・ナイロンなど幅広い素材に使えます。1.75mm〜3.00mmまでの全径対応。重量約1.19kgと軽量で取り回しもよいです。
気をつけたい点:1巻しかセットできないため、複数素材を同時に乾燥したい場合はS4の方が適しています。また、密閉構造ではないため長期保管用のドライボックスとしての使用には向きません。
2. SUNLU FilaDryer S4 — 4巻同時乾燥の大容量モデル
SUNLU FilaDryer S4は、1kgスプールを最大4巻同時に乾燥・保管できる大容量モデルです。350W PTCヒーター3基と循環ファン3基を搭載し、S2比で加熱効率が約50%向上しています。
良い点:4巻同時乾燥は、複数素材・複数色を使い分けるヘビーユーザーにとって大きなメリットです。温度範囲は35〜70℃、タイマーは0〜99時間まで設定可能。省電力ストレージモードも搭載しており、乾燥後の保管にも対応します。
気をつけたい点:本体サイズが大きく、デスクのスペースを取ります。価格もS2の2倍以上になるため、1〜2巻で十分な方にはオーバースペックです。
3. Creality Space Pi — コスパ最強の入門機
Creality Space Piは、大手3Dプリンターメーカー Creality が手がけるフィラメント乾燥機です。7,000円前後という手頃な価格ながら、45〜70℃の温度調節と360°熱風循環を搭載しています。
良い点:3.7インチLCDタッチスクリーンで操作性が良く、PLA・PETG・ABS・TPU・ASAなど主要素材に対応。価格が他社モデルの半額程度で、「まずは試してみたい」という方に最適です。0〜48時間のタイマー設定にも対応。
気をつけたい点:1巻のみ対応。ヒーター出力が他モデルより控えめで、ナイロンなどの高温乾燥が必要な素材では時間がかかる場合があります。
4. eSUN eBOX Lite — 重量計測つきの多機能モデル
eSUN eBOX Liteは、フィラメントメーカーとして定評のあるeSUNが開発した乾燥ボックスです。4段階の温度設定に加え、内蔵スケールでフィラメントの残量を計測できるユニークな機能を備えています。
良い点:48Wのアップグレード版PIヒーターで50〜55℃まで均一加熱。断熱カバー付きで保温性能が高く、フィラメントの残量を重量で把握できるため、印刷途中の材料切れを防止できます。防塵・防湿ケースとしても機能します。
気をつけたい点:最大温度が55℃程度と他社モデルより低く、ナイロンやPCなどの高温乾燥が必要な素材には不十分です。温度・湿度のリアルタイム表示がない点も、他モデルと比べると物足りなさがあります。
5. EIBOS Cyclopes — 2巻対応のパワフルドライヤー
EIBOS Cyclopesは、1kgスプール2巻を同時に乾燥できる中型のフィラメントドライヤーです。100W PTCヒーターとファンによる温風循環で効率的に乾燥します。
良い点:最大70℃対応でナイロンも乾燥可能。湿度センサー搭載でリアルタイムに庫内湿度を確認できます。無限タイマー(連続運転)対応のため、長時間の乾燥が必要な素材にも便利。3kgの大型スプールも1巻セットできます。
気をつけたい点:ファンで外気を取り込む構造のため、密閉性が低く長期保管には不向きです。乾燥専用と割り切って使う必要があります。また、動作音がやや大きいというレビューもあります。
価格・スペック比較表(2026年6月時点)
| 商品名 | 参考価格 | 乾燥温度 | スプール容量 | ヒーター出力 | 対応径 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SUNLU FilaDryer S2 | 約¥9,000〜12,000 | 最大70℃ | 1巻 | — | 1.75/2.85/3.00mm | 迷ったらコレ。定番の万能モデル |
| SUNLU FilaDryer S4 | 約¥22,000〜28,000 | 35〜70℃ | 4巻 | 350W | 1.75/2.85/3.00mm | 複数素材を同時に乾燥したいヘビーユーザー |
| Creality Space Pi | 約¥7,000前後 | 45〜70℃ | 1巻 | — | 1.75/2.85mm | コスパ重視の入門者 |
| eSUN eBOX Lite | 約¥7,000〜9,000 | 最大約55℃ | 1巻 | 48W | 1.75/2.85mm | 残量計測もしたい方・PLA中心の方 |
| EIBOS Cyclopes | 約¥10,000〜14,000 | 最大70℃ | 2巻 | 100W | 1.75/2.85/3.00mm | 2巻同時乾燥したい中級者 |
※ 価格はAmazon.co.jpでの販売価格を参考にしています(2026年6月時点)。セール・クーポンにより変動する場合があります。
用途別おすすめの選び方
PLA中心で使う初心者 → Creality Space Pi
PLAやPETGがメインであれば、45〜70℃対応で十分です。7,000円前後と手頃なCreality Space Piで、まずはフィラメント乾燥の効果を体験してみましょう。
迷ったら万能の定番 → SUNLU FilaDryer S2
最も多くのユーザーに選ばれているベストセラー。最大70℃対応で素材を選ばず、タッチスクリーン・湿度表示も揃っています。1巻で足りる方はこれがベストバランスです。
複数素材を使い分けるヘビーユーザー → SUNLU FilaDryer S4
4巻同時乾燥は、マルチカラー印刷や素材の使い分けが多い方に圧倒的に便利。省電力ストレージモードもあるため、乾燥しながら保管できます。
残量管理もしたい方 → eSUN eBOX Lite
内蔵スケールでフィラメント残量を重量で確認できるのは、eSUN eBOX Liteならではの機能。長時間の印刷前に「足りるかどうか」をチェックできます。
2巻同時に乾燥したい方 → EIBOS Cyclopes
S4ほど大型でなくていいけれど、1巻では足りない——そんな方にちょうどいいサイズ感。湿度センサー付きで乾燥状態を確認しながら使えます。
よくある質問
フィラメント乾燥機は本当に必要ですか?
湿度の高い日本では、開封後のフィラメントは数日〜数週間で吸湿し、糸引き・気泡・表面荒れの原因になります。特にナイロン・TPU・PETGを使う方は、乾燥機の導入で造形品質が大きく改善されるケースが多いです。
乾燥機とドライボックス(密閉保管箱)の違いは何ですか?
乾燥機はヒーターで加熱して積極的に水分を除去するもの、ドライボックスは乾燥剤を入れて密閉保管するものです。すでに吸湿したフィラメントを復活させるには乾燥機が必要です。乾燥機で処理した後、密閉容器に入れて乾燥剤と一緒に保管するのが理想的な運用です。
乾燥にどのくらいの時間がかかりますか?
素材や吸湿の程度によりますが、PLAなら45〜50℃で4〜6時間、ナイロンなら65〜70℃で6〜12時間が目安です。各乾燥機の付属マニュアルに素材ごとの推奨設定が記載されています。
乾燥機にセットしたまま印刷できますか?
ほとんどのフィラメント乾燥機にはフィラメント出口穴(PTFEチューブ付き)があり、乾燥しながら3Dプリンターにフィラメントを直接供給できます。吸湿しやすい素材を使うときに便利な機能です。
食品用の除湿器やオーブンで代用できますか?
オーブンは温度管理が粗く、スプールの変形やフィラメントの溶着リスクがあるためおすすめしません。専用のフィラメント乾燥機は温度制御が精密で、フィラメントを安全に乾燥できるよう設計されています。
参考リンク
- SUNLU FilaDryer S2 製品ページ — サンステラ3Dモール
- SUNLU FilaDryer S4 製品ページ — サンステラ3Dモール
- eSUN eBox フィラメントドライヤー レビュー — eSUN公式サイト
- フィラメント乾燥機・ドライヤーのおすすめ(2026年版) — うの研究室



