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3Dプリンター用ウォッシュ&キュアマシン比較|Anycubic Wash & Cure 3 vs ELEGOO Mercury XS vs Creality UW-02の選び方 - 3Dプリンタブログ | 3DLab
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3Dプリンター用ウォッシュ&キュアマシン比較|Anycubic Wash & Cure 3 vs ELEGOO Mercury XS vs Creality UW-02の選び方

3DLab
2026年7月22日
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本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。Amazon.co.jp のアソシエイトとして、3DLab は適格販売により収入を得ています。掲載価格・在庫情報は2026年7月時点のものであり、変動する場合があります。

光造形3Dプリンターで出力したモデルには、そのままだと固まっていないレジンがべたべたと残っています。きれいに仕上げるには、造形後の「洗浄(ウォッシュ)」と「二次硬化(キュア)」が欠かせません。

手作業でやると時間がかかり、IPA(イソプロピルアルコール)が飛び散ってしまうこともあります。そこで役に立つのがウォッシュ&キュアマシンです。洗浄と二次硬化を自動でやってくれるので、後処理の手間がぐっと減ります。

この記事では、2026年現在入手しやすいAnycubic Wash & Cure 3、ELEGOO Mercury XS Bundle、ELEGOO Mercury Plus V3.0、Creality UW-02の4機種を実際のスペックで比べ、お使いのプリンターのサイズに合った1台を選べるように解説します。

ウォッシュ&キュアマシンとは?なぜ必要なの?

光造形(SLA / DLP / LCD)方式の3Dプリンターは、紫外線で固まるレジンを使って高精細なモデルを出力します。ただし造形直後のモデルには未硬化のレジンが残っていて、そのまま放置すると表面がべたつく、変色する、強度が出ないといった問題が起きます。

そこで、次の2つの工程が必要になります。

  • 洗浄(ウォッシュ)。IPA(イソプロピルアルコール)や、水洗いレジンなら水で、未硬化のレジンを落とす
  • 二次硬化(キュア)。UV光を全方向から当て、モデルを完全に硬化させる

ウォッシュ&キュアマシンは、この2つの工程を自動で行う専用の機器です。手作業に比べて仕上がりのムラが減り、作業時間も大幅に短くなります。

選び方のポイント:4つの比較軸

ウォッシュ&キュアマシンを選ぶときに、特に確かめておきたい4つのポイントを紹介します。

1. 洗浄・硬化サイズ(対応プリンターサイズ)

いちばん大事なのは、自分の3Dプリンターの造形サイズに対応できるかどうかです。ビルドプレートごと沈められるサイズがあると作業が楽になります。洗浄サイズと硬化サイズは別々に公表されていることが多いので、両方を確認しましょう。

2. 一体型 vs 分離型

一体型は洗浄と硬化を1台で済ませられるので、場所を取りません。ただし洗浄が終わってから硬化、という順番の作業になります。分離型は2台必要ですが、洗浄と硬化を同時に進められるため、たくさん作る人に向いています。

3. UV波長

多くのUVレジンは、405nmで硬化するように作られていますが、一部の機種は385nmにも対応したデュアルバンド仕様で、より多くの種類のレジンに使えます。

4. 価格帯

1万円台の手頃なモデルから3万円を超える高性能機まで、価格には幅があります。自分のプリンターのサイズと使う頻度に見合った予算で選びましょう。

4機種を個別に紹介

Anycubic Wash & Cure 3 ―― コンパクト一体型の定番

Anycubic Wash & Cure 3は、洗浄と硬化を1台でこなす一体型マシンです。洗浄サイズは165×100×180mmで、Photon Monoシリーズなど7.3インチ以下のLCDプリンターに対応しています。

洗浄バスケットの容量は3L(バケット全体は4L)。二重層のPPバスケットは高さを変えられ、5.9〜7.3インチのビルドプレートを直接セットできます。硬化サイズは∅160×180mm。曲げて向きを変えられるグースネックUVライトが付いていて、モデルの細かいところにも狙ってUVを当てられるのが、この機種ならではの特徴です。

良い点は、コンパクトで場所を取らないこと、グースネックライトで細部まで硬化できること、操作がシンプルなことです。

気をつけたい点として、洗浄サイズがやや小さめで8インチ以上のプリンターには対応しておらず、大きなモデルには向きません。

ELEGOO Mercury XS Bundle ―― 分離型で並行作業OK

ELEGOO Mercury XS Bundleは、洗浄ステーションと硬化ステーションが分かれた分離型のセットです。洗浄と二次硬化を同時に進められるので、複数のモデルを続けて処理する方に向いています。

洗浄サイズはプラットフォーム付きで180×121×153mm、プラットフォームなしで201×124×255mm。硬化サイズは∅200×260mmと広く、Saturn シリーズなど8〜10インチクラスのプリンターにも対応します。7,000mLの大容量の密閉式水タンクを使っていて、ビルドプレートをそのまま洗浄できるのも便利です。

硬化ステーションには、L字型ライトバー2本(各14個のUV LED)と、ターンテーブルの下に4個のUV LEDを搭載しています。ハンディUVランプも付属しており、手が届きにくい箇所も硬化できます。

良い点は、洗浄と硬化を同時に進められて作業がはかどること、大型モデルにも対応すること、ハンディUVランプが付いてくることです。

気をつけたい点として、2台分の設置スペースが必要で、一体型と比べると価格は高めです。

ELEGOO Mercury Plus V3.0 ―― コスパ最強の一体型

ELEGOO Mercury Plus V3.0は一体型ですが、洗浄サイズは230×135×260mm(バスケット洗浄時)と大きめに作られています。7.5Lの大容量バケットは旧モデルV2.0より114%アップしていて、Saturn 4 Ultraクラスのビルドプレートも収まります。

硬化サイズは∅250×290mmで、4機種の中でも最大級です。405nmのダブルロウLED(8+8個)で全方位からUVを当てるので、ムラなく硬化できます。UVカバーは405nmの紫外線を99.99%カットするため、目を守りながら作業できます。

良い点は、¥16,000前後の手頃な価格で容量が大きいことと、バスケットと吊り下げの2つの方式で洗浄できることです。

気をつけたい点として、一体型なので洗浄と硬化は順番に行う必要があり、ドレインスピゴットもありません。

Creality UW-02 ―― デュアルUV波長対応の大容量機

Creality UW-02は、洗浄サイズが240×160×200mmと、4機種の中で最大クラスの洗浄容量を持つ一体型マシンです。メーカーは10.1インチ対応をうたっており、Creality HALOTシリーズやELEGOO Saturnクラスの大型モデルにも対応します。

いちばんの特徴は、385nm+405nmのデュアルバンドUVを搭載していることです。405nm専用のレジンだけでなく385nmのレジンにも対応するため、使えるレジンの選択肢が広がります。硬化サイズは∅200×300mmで、360°回転するミラー反射の回転台を使ってムラなく硬化させる仕組みです。消費電力は60Wで洗浄モーターにも力があり、大きくて重いモデルの洗浄に向いています。

良い点は、デュアルUV波長に対応していること、洗浄サイズが大きいこと、モーターがパワフルなことです。

気をつけたい点として、価格が¥30,000を超えてやや高めです。動作音がやや大きいという報告もあります。

価格・スペック比較表(2026年7月時点)

機種タイプ洗浄サイズ硬化サイズUV波長参考価格こんな人に
Anycubic Wash & Cure 3 一体型 165×100×180mm ∅160×180mm 405nm 約¥13,000 7インチ以下のプリンターを使う省スペース派
ELEGOO Mercury Plus V3.0 一体型 230×135×260mm ∅250×290mm 405nm 約¥16,000 コスパ重視で大容量が欲しい方
ELEGOO Mercury XS Bundle 分離型 180×121×153mm
(PF無: 201×124×255mm)
∅200×260mm 405nm 約¥22,000 量産・並行作業したい中〜上級者
Creality UW-02 一体型 240×160×200mm ∅200×300mm 385nm+405nm 約¥32,000 大型プリンター使用・デュアルUV対応が欲しい方

※ 価格は2026年7月時点のAmazon.co.jp参考価格です。セール等で変動します。

対応プリンターサイズ早見表

「自分のプリンターにはどの機種が合うの?」と迷ったら、次の早見表を見てください。

プリンターサイズ代表機種対応するウォッシュ&キュア
〜6インチ Photon Mono 4, Mars 4, HALOT-MAGE S 全4機種OK
7〜8インチ Photon Mono M7, Mars 4 Ultra Mercury Plus V3.0 / Mercury XS / UW-02
9〜10インチ Saturn 4 Ultra, Photon Mono M7 Pro Mercury Plus V3.0 / Mercury XS / UW-02
10インチ超 Saturn 4 16K, HALOT-RAY UW-02(またはWash & Cure Maxクラス推奨)

Anycubic Wash & Cure 3は7.3インチ以下向けの設計なので、8インチ以上のプリンターには容量が足りません。8インチ以上のプリンターをお使いなら、Mercury Plus V3.0以上をおすすめします。

結局どれを選ぶ?用途別おすすめ

  • 初めての光造形で小型プリンターを使う方には、Anycubic Wash & Cure 3。コンパクトで操作もシンプル、価格も手頃です。
  • コスパ重視で幅広いプリンターに対応させたい方には、ELEGOO Mercury Plus V3.0。¥16,000前後で大容量と大きな硬化サイズを備えていて、迷ったらこれがおすすめです。
  • 複数のモデルを量産する中〜上級者には、ELEGOO Mercury XS Bundle。分離型で洗浄と硬化を同時に進められ、作業効率は段違いです。
  • 大型プリンターを使う方やレジンの種類にこだわる方には、Creality UW-02。デュアルUV波長と大容量で、どんなレジンにもどんなサイズにも対応します。

よくある質問

ウォッシュ&キュアマシンは光造形3Dプリンターに必須ですか?

必須ではありませんが、手作業と比べて仕上がりがそろいやすく、作業もずっと早く進みます。レジンの後処理は安全面でも注意が必要なので、専用機を使うのがおすすめです。

一体型と分離型、どちらがおすすめですか?

出力が週に数個程度なら一体型で十分です。毎日のように複数のモデルを並行して処理したい場合は、洗浄と硬化を同時にできる分離型のほうが効率的です。設置スペースも考えて選びましょう。

洗浄液はIPA(イソプロピルアルコール)以外でも使えますか?

水洗いレジンを使っているなら、水道水で洗浄できます。通常のレジンではIPAが一般的ですが、エタノールや専用の洗浄液を使える機種もあります。使うレジンのメーカーが推奨する洗浄液を確認してください。

UV波長は405nmだけで大丈夫ですか?

現在市販されている光造形用レジンの大半は405nm対応です。385nm専用のレジンを使う予定がなければ、405nm単波長の機種で問題ありません。将来いろいろなレジンを試したい方には、デュアル波長対応のCreality UW-02が安心です。

FDM(熱溶解積層)方式のプリンターにも使えますか?

ウォッシュ&キュアマシンはUVレジンの後処理専用で、FDM方式で使うPLAやABSフィラメントには要りません。FDMプリンターをお使いなら、購入する必要はありません。

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