
Creality Ender-3 V3シリーズ徹底比較|V3 SE・V3 KE・V3・V3 Plusの違いと用途別おすすめ
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Crealityの「Ender-3」シリーズは、FDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンターとして世界的に人気のあるエントリーモデルです。2023年以降、V3世代として複数のモデルが登場しましたが、「V3 SE」「V3 KE」「V3」「V3 Plus」と型番が増え、どれを買えばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2026年8月時点で販売されているEnder-3 V3シリーズ4モデルのスペックを横並びで比較し、用途別におすすめのモデルを紹介します。
Ender-3 V3シリーズとは?ラインナップの全体像
Ender-3 V3シリーズは、Crealityが従来のEnder-3を大幅にアップグレードした最新世代のFDM 3Dプリンター群です。4モデルは「価格帯」「印刷速度」「造形サイズ」で明確にセグメント分けされています。
- Ender-3 V3 SE — 最安価格帯のエントリーモデル。初めての1台に最適
- Ender-3 V3 KE — 高速印刷と300℃対応を両立したミドルレンジ
- Ender-3 V3 — CoreXZ駆動で600mm/s対応。シリーズの本命機
- Ender-3 V3 Plus — V3の大型版。300×300×330mmの広い造形エリア
なお、「Ender-3 V3 Max」という型番は2026年8月時点では発売されていません。大型モデルをお探しの場合はV3 Plusが該当します。
選ぶ前に押さえたい4つの比較軸
3Dプリンター選びで迷ったときは、以下の4つのポイントを軸に比較すると判断しやすくなります。
1. 造形サイズ
一度にプリントできる最大寸法です。フィギュアや小物なら220mm角で十分ですが、コスプレ用パーツや大きなケースを作りたい場合は300mm角クラスが必要です。
2. 最大印刷速度・加速度
印刷速度が速いほど造形時間が短縮されます。ただし、速度だけでなく加速度(mm/s²)も重要で、加速度が高いほど角やカーブで速度を落とさず印刷でき、実効速度が向上します。
3. 駆動方式
V3シリーズでは「ベッドスリンガー」(ベッドがY軸で前後に動く方式)と「CoreXZ」(X・Z軸をベルトで連動させる方式)の2種類があります。CoreXZは高速印刷時の振動が少なく、品質が安定します。
4. ノズル温度・対応フィラメント
PLA(融点約200℃)だけを使うなら260℃対応で十分ですが、ABS・PETG・TPUやカーボンファイバー系フィラメントを使いたい場合は300℃対応モデルが有利です。
各モデルの特徴と向いている人
Ender-3 V3 SE — とにかくコストを抑えたい入門者向け
Ender-3 V3 SEは、シリーズで最も手頃な価格(約27,000円前後)のモデルです。最大印刷速度は250mm/sで、CR Touch方式の自動レベリングとSprite ダイレクトエクストルーダーを搭載しています。
良い点: 3万円以下で購入でき、自動レベリング付きなので初心者でもセットアップが簡単。デュアルZ軸とY軸リニアレールによる安定した造形が可能です。
気をつけたい点: 駆動方式がベッドスリンガーのため、高速印刷時にベッドの振動が品質に影響しやすい点があります。また、ノズル最高温度は260℃で、カーボンフィラメントなどの高温素材には対応していません。
Ender-3 V3 KE — 高速&高温対応のバランス型
Ender-3 V3 KEは、最大500mm/sの印刷速度と300℃のノズル温度を両立したモデルです。価格は約35,000円前後で、X軸リニアレールやPEIシートを標準装備しています。
良い点: 300℃対応でABS・PETG・TPU(95A)・ASAなど幅広い素材が使えます。Creality OSによるLAN・クラウド接続にも対応し、操作性が高いです。
気をつけたい点: ベッドスリンガー方式のため、500mm/sの実効速度はCoreXZ機ほど出ない場面もあります。造形高さが240mmとシリーズ中で最も低い点も注意が必要です。
Ender-3 V3 — CoreXZ採用のシリーズ本命機
Ender-3 V3は、CoreXZ駆動方式を採用し、最大600mm/s・加速度20,000mm/s²を実現したモデルです。価格は約37,000円前後です。
良い点: CoreXZ構造により高速印刷でも振動が抑えられ、安定した品質を維持できます。300℃対応でカーボンフィラメントにも対応。デュアル冷却ファンによる冷却性能も優秀です。
気をつけたい点: 造形サイズはV3 SEと同じ220×220×250mmです。大きな造形物を作りたい方にはV3 Plusの方が向いています。
Ender-3 V3 Plus — 大きく作りたい人の決定版
Ender-3 V3 Plusは、V3の造形エリアを大幅に拡大したモデルです。300×300×330mmの造形サイズはV3比で約58%増。価格は約43,000円前後です。
良い点: CoreXZ構造と600mm/s対応はV3と同等ながら、300mm角クラスの大型造形が可能。Y軸デュアルモーター採用で大きなベッドでも安定動作します。トリメタルユニコーンノズルを標準搭載しています。
気をつけたい点: 本体サイズが大きく、設置スペースが必要です。価格もシリーズ中で最も高くなります。
価格・スペック比較表(2026年8月時点)
| 項目 | V3 SE | V3 KE | V3 | V3 Plus |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約27,000円 | 約35,000円 | 約37,000円 | 約43,000円 |
| 造形サイズ | 220×220×250mm | 220×220×240mm | 220×220×250mm | 300×300×330mm |
| 最大印刷速度 | 250mm/s | 500mm/s | 600mm/s | 600mm/s |
| 最大加速度 | 2,500mm/s² | 8,000mm/s² | 20,000mm/s² | 20,000mm/s² |
| 駆動方式 | ベッドスリンガー | ベッドスリンガー | CoreXZ | CoreXZ |
| ノズル最高温度 | 260℃ | 300℃ | 300℃ | 300℃ |
| エクストルーダー | Sprite ダイレクト | Sprite ダイレクト | ダイレクト | ダイレクト |
| オートレベリング | CR Touch | ワンタップ式 | CR Touch | CR Touch |
| こんな人に | 初めての1台 | 多素材を試したい方 | 速度と品質を両立 | 大型造形がしたい方 |
※ 価格はAmazon.co.jpでの販売価格を参考にしています。時期やセールにより変動します。
用途別おすすめモデルまとめ
4モデルの選び方を用途別に整理すると、以下のようになります。
- 予算重視で最初の1台が欲しい → Ender-3 V3 SE
- ABSやTPUなど多素材を使いたい → Ender-3 V3 KE
- 速度も品質も妥協したくない → Ender-3 V3
- コスプレパーツなど大きな造形が目的 → Ender-3 V3 Plus
迷ったときは、造形サイズの必要性から考えるのがおすすめです。220mm角で足りるならV3、大きなものを作るならV3 Plus、予算を抑えたいならV3 SEという選び方がシンプルです。
よくある質問
Ender-3 V3 SEとV3の一番大きな違いは何ですか?
駆動方式が異なります。V3 SEはベッドスリンガー方式で最大250mm/s、V3はCoreXZ方式で最大600mm/sに対応しています。高速印刷時の造形品質はV3の方が安定します。
Ender-3 V3 Maxという機種はありますか?
2026年8月時点でCrealityからEnder-3 V3 Maxという型番は発売されていません。V3シリーズの大型モデルとしてはEnder-3 V3 Plus(造形サイズ300×300×330mm)が該当します。
初心者にはどのモデルがおすすめですか?
予算を抑えたい方にはV3 SE、長く使いたい方にはV3がおすすめです。V3は組み立ても簡単で、高速印刷に対応しているため上達してからも不満が出にくいモデルです。
V3 KEとV3はどちらが上位機種ですか?
V3の方が上位に位置します。V3はCoreXZ駆動で加速度20,000mm/s²に対応し、高速印刷時の安定性でV3 KE(ベッドスリンガー・8,000mm/s²)を上回ります。
カーボンフィラメントを使うにはどのモデルが必要ですか?
ノズル温度300℃に対応しているV3 KE・V3・V3 Plusの3モデルで使用可能です。V3 SE(260℃)ではカーボン系フィラメントの推奨温度に達しない場合があります。
参考リンク
- Creality公式 — Ender-3 V3 Plus 製品ページ
- Ender-3 V3シリーズ スペック&価格比較 — うのらぼ
- Creality Ender-3シリーズ徹底比較【2026年版】 — うのらぼ
- Creality Ender-3 V3 製品ページ — サンステラ3Dモール



