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3Dプリンター用塗装ツールおすすめ比較|サーフェイサー・エアブラシ・サンドペーパーで造形物の仕上げを格上げする方法 - 3Dプリンタブログ | 3DLab
DIY・ものづくり

3Dプリンター用塗装ツールおすすめ比較|サーフェイサー・エアブラシ・サンドペーパーで造形物の仕上げを格上げする方法

3DLab
2026年8月31日
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3Dプリンターで出力した造形物、そのままでも十分楽しめますが「積層痕を消したい」「きれいに塗装したい」と思ったことはありませんか? FDM方式の積層跡や光造形のサポート痕を処理し、滑らかな塗装面に仕上げるには、適切な後処理ツールが欠かせません。

この記事では、3Dプリントの出力物を美しく仕上げるための塗装ツールを工程順に紹介します。サンドペーパーによる研磨から、パテでの穴埋め、サーフェイサーによる下地処理、そしてエアブラシでの本塗装まで、Amazonで手に入る定番製品を比較しながら解説していきます。

後処理の基本工程を理解しよう

3Dプリント出力物の塗装には、いきなりスプレーを吹くのではなく段階的な工程が必要です。以下の順番で進めると、仕上がりが格段に良くなります。

  1. 研磨(サンドペーパー):積層痕やサポート跡を削り、表面を平滑にする
  2. 穴埋め・整形(パテ):凹みやヒケ、継ぎ目を埋めて面を整える
  3. 下地処理(サーフェイサー):微細な傷を埋め、塗料の食いつきを良くする
  4. 本塗装(エアブラシ or スプレー):均一で美しい塗膜を形成する

それぞれの工程で使うツールを見ていきましょう。

工程1:研磨 ─ サンドペーパーセット

耐水ペーパー 27枚入り(400〜3000番 各3枚セット)

400・600・800・1000・1200・1500・2000・2500・3000番の9種が各3枚ずつ入ったセットです。FDMの積層痕を400番で粗削りし、番手を上げながら滑らかにしていく基本セットとして過不足ありません。耐水タイプなので水研ぎが可能で、目詰まりしにくい点もメリットです。

良い点:番手が幅広く揃っており、粗研磨から仕上げまで1セットで完結する。水研ぎ対応で粉塵が出にくい。

気をつけたい点:紙のサンドペーパーなので曲面には追従しにくい場面がある。スポンジヤスリとの併用がおすすめ。

工程2:穴埋め・整形 ─ パテ

タミヤ タミヤパテ(ベーシックタイプ)87053

模型用パテの定番中の定番です。ラッカー系溶剤で柔らかくなるため、ヘラで薄く伸ばして積層痕の凹みや小さな穴を埋めるのに適しています。乾燥後はサンドペーパーで研磨でき、サーフェイサーとの相性も良好です。

良い点:入手性が高く、価格も手頃。薄付けから厚盛りまで使い分けられる汎用性がある。

気をつけたい点:乾燥時に若干のヒケ(収縮)があるため、深い穴には複数回の充填が必要。溶剤臭があるため換気は必須。

工程3:下地処理 ─ サーフェイサー

タミヤ ファインサーフェイサーL(ライトグレイ)87064

タミヤのファインサーフェイサーLは粒子が細かく、研磨後の微細な傷を埋めながら滑らかな下地を作れます。ライトグレイは明るい色の塗装に適しており、上に塗る色の発色を妨げません。スプレータイプで手軽に吹けるのも初心者には嬉しいポイントです。

良い点:微粒子で仕上がりが滑らか。スプレー缶タイプで道具不要。乾燥が速い。

気をつけたい点:大きな造形物にはスプレー缶だとコストがかさむ。屋外または換気の良い場所で使用する必要がある。

GSIクレオス Mr.フィニッシングサーフェイサー 1500 ブラック(B526)

GSIクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500番は、よりきめ細かい仕上がりを求める方向けです。1500番の微粒子が表面を均一に整え、塗装前の最終下地として定評があります。ブラックは暗い色やメタリック系の塗装下地に最適です。グレー(B527)やホワイト(B529)もラインナップされています。

良い点:1500番の超微粒子で塗装面が非常に滑らかになる。カラーバリエーションが豊富。

気をつけたい点:微粒子ゆえに深い傷や積層痕は埋まらない。事前の研磨が重要。

工程4:本塗装 ─ エアブラシセット

aurochs(オーロックス)充電式エアブラシ AERO CROSS ver.3.5 EM

コンプレッサー一体型の充電式エアブラシです。USB Type-Cで充電でき、コードレスで取り回しが良いのが特徴。ダブルアクション方式で塗料の吐出量を指先で調節でき、グラデーション塗装にも対応します。口径0.4mmはフィギュアやコスプレ小道具のベタ塗りに向いています。

良い点:コンプレッサー別体不要でコンパクト。USB充電で場所を選ばない。ダブルアクションで表現の幅が広い。

気をつけたい点:バッテリー駆動のため長時間の連続塗装には向かない。エア圧は据え置きコンプレッサーより弱い。

価格・スペック比較表(2026年9月時点)

商品名カテゴリ参考価格特徴こんな人に
耐水ペーパー27枚セット 研磨 ¥600前後 400〜3000番 9種各3枚 まず研磨から始めたい方
タミヤパテ ベーシック パテ ¥450前後 ラッカー系・薄付け〜厚盛り可 積層痕の凹みを埋めたい方
タミヤ ファインサーフェイサーL サーフェイサー ¥700前後 微粒子・ライトグレイ・スプレー缶 明るい色の塗装下地に
Mr.サーフェイサー1500 ブラック サーフェイサー ¥700前後 1500番超微粒子・ブラック 暗い色やメタリック塗装に
aurochs 充電式エアブラシ エアブラシ ¥5,000〜8,000 USB-C充電・ダブルアクション・0.4mm 手軽にエアブラシを始めたい方

※ 価格はAmazon.co.jpでの販売価格を参考にしています。時期やセールにより変動します。

素材別の塗装ポイント

PLA(FDM)の場合:積層痕が目立つため、400番からの粗研磨が重要です。パテで凹みを埋め、サーフェイサーを2〜3回重ね吹きすると滑らかな下地ができます。PLAは塗料が乗りやすい素材ですが、サーフェイサーを挟むことでさらに密着性が上がります。

レジン(光造形)の場合:積層痕は細かいですが、サポート痕の処理が課題になります。800番以上で軽く研磨し、サーフェイサーで整えれば十分です。レジンは溶剤に弱いものがあるため、パテやサーフェイサーの溶剤との相性を小さなパーツで事前テストしておくと安心です。

よくある質問

3Dプリントの出力物にサーフェイサーは必ず必要ですか?

必須ではありませんが、使うと塗料の密着性が向上し、発色も良くなります。特にFDMの積層痕を目立たなくしたい場合は、研磨+サーフェイサーの組み合わせが効果的です。

充電式エアブラシと据え置きコンプレッサー、どちらが良いですか?

小さなフィギュアやパーツ単位の塗装なら充電式で十分です。大型の造形物を継続的に塗装する場合は、安定したエア圧が出る据え置きコンプレッサーの方が効率的です。

サンドペーパーは何番から始めれば良いですか?

FDMの積層痕を消す場合は400番から、光造形のサポート痕を軽く処理する場合は800番からがおすすめです。番手を2〜3段階ずつ上げて仕上げていくのがコツです。

塗装作業で特に注意すべき点はありますか?

換気を十分に行うことが最も重要です。サーフェイサー・パテ・エアブラシ塗装いずれも有機溶剤を含むため、マスク着用と屋外または換気扇のある場所での作業を推奨します。

参考リンク

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