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3Dプリンター用エンクロージャーおすすめ5選|ABS・ASA印刷に必要な密閉ケースの選び方ガイド - 3Dプリンタブログ | 3DLab
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3Dプリンター用エンクロージャーおすすめ5選|ABS・ASA印刷に必要な密閉ケースの選び方ガイド

3DLab
2025年7月15日
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本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。Amazon.co.jp のアソシエイトとして、3DLab は適格販売により収入を得ています。掲載価格・在庫情報は2025年7月時点のものであり、変動する場合があります。

ABS・ASA・ナイロンなど高温フィラメントを使うとき、造形物が反ったり剥がれたりした経験はありませんか? その原因の多くは「印刷中の急激な温度変化」です。エンクロージャー(密閉ケース)を導入すれば、プリンター周囲の温度を安定させ、反り・ひび割れ・剥離といったトラブルを大幅に軽減できます。

この記事では、Amazon で購入できるおすすめエンクロージャー5製品を価格帯・サイズ・機能で比較し、選び方のポイントをわかりやすく解説します。

なぜエンクロージャーが必要なのか? 高温フィラメントと反りの関係

PLA フィラメントは比較的低温で印刷でき、オープン環境でも安定した造形が可能です。しかし ABS(収縮率約0.7〜0.8%)や ASA、ナイロンといった高温フィラメントでは話が変わります。

これらの素材はノズル温度 245〜280℃、ベッド温度 95〜110℃ という高温で印刷しますが、造形中に外気で上面が急冷されると、層ごとの収縮差が生まれて「反り(ウォーピング)」が発生します。さらに冷却が不均一だと「ひび割れ(クラック)」やベッドからの「剥離」も起こりやすくなります。

エンクロージャーを使うと、プリンター周囲の温度を外気より 7〜10℃ 高く保つことができ、これらのトラブルを大幅に軽減できます。特にチャンバー温度を 40〜60℃ に維持することで、ABS・ASA 印刷の成功率が格段に上がります。

エンクロージャーを選ぶ3つのポイント

エンクロージャーにはさまざまな製品がありますが、購入前にチェックすべきポイントは大きく3つです。

1. サイズ(対応プリンター)

お使いのプリンターがエンクロージャー内に収まるか、内寸を必ず確認しましょう。Ender 3 系なら内寸 550mm 前後のモデルで十分ですが、Ender 5 や 300mm 角の大型機種には 700mm 以上の大型モデルが必要です。

2. 素材と断熱性能

難燃性アルミシート素材が主流です。保温性はもちろん、万が一のトラブル時にも燃え広がりにくい耐火性があるかどうかは安全面で重要です。透明窓の有無や、窓の大きさも印刷中の視認性に影響します。

3. 組み立て難易度と付属機能

多くのテント型エンクロージャーは 10〜30 分程度で組み立てられます。LED 照明、温湿度計、排気ダクト穴、フィラメントホルダーなどの付加機能も比較ポイントになります。

おすすめエンクロージャー5選

1. Creality 公式エンクロージャー(スタンダード)

Creality が自社プリンター向けに設計した公式エンクロージャーです。Ender 3 / Ender 3 V3 SE / Ender 3 V3 KE に対応し、難燃性素材と防塵設計で安全性が高いのが特徴です。公式品なのでフィット感に優れ、ケーブルホールの位置も考慮されています。

良い点:公式ならではのフィット感、難燃性素材、価格が手頃

気をつけたい点:Ender 3 系専用なので他社プリンターには合わない場合がある、LEDなど付加機能はなし

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2. Creality 公式エンクロージャー(アップグレード版)

スタンダード版から視認窓を 30% 拡大し、温湿度モニターと換気口を追加したアップグレードモデルです。Ender 3 / 3 V3 SE / 3 Pro / 3 V2 Neo / 3 S1 Pro など幅広い Ender 3 系に対応します。印刷中のチャンバー環境をリアルタイムで確認できるのが大きなメリットです。

良い点:大型窓で視認性が良好、温湿度モニター内蔵、換気口で熱管理がしやすい

気をつけたい点:スタンダード版より価格が高め、Ender 3 系以外には非対応

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3. YOOPAI エンクロージャー(標準サイズ)

LED ライトバンド付きで内部が明るく、印刷状態を確認しやすい汎用エンクロージャーです。550×650×730mm の内寸で、Creality Ender 3 系はもちろん ELEGOO や ANYCUBIC など幅広い FDM プリンターに対応します。アルミ恒温素材と難燃設計で、コストパフォーマンスの高い選択肢です。

良い点:LED 照明付き、多くの FDM 機種に対応する汎用設計、価格と性能のバランスが良い

気をつけたい点:サードパーティ製なので機種によってはケーブル穴の位置が合わない場合がある

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4. YOOPAI エンクロージャー(大型サイズ)

700×750×900mm の大型サイズで、Ender 5 シリーズや 300mm 角クラスの大型プリンターにも対応するモデルです。標準サイズと同じく LED ライトバンド・難燃アルミ素材を採用。大型機を使っている方にとっては数少ない選択肢のひとつです。

良い点:大型プリンターに対応、LED 照明付き、難燃素材で安心

気をつけたい点:設置にスペースが必要(約 70cm 四方)、小型プリンターには大きすぎる

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5. SainSmart エンクロージャー

フィラメントホルダーとツールポケットが付属する、実用性重視のエンクロージャーです。Ender 3 / Ender 5 / CR-6 SE に対応し、約 53×61×73cm のサイズ感。防塵・保温性能に加えて、約 4〜5dB のノイズ低減効果もあります。組み立ても約 10 分と簡単です。

良い点:フィラメントホルダー・ツールポケットの実用的な付属品、組立が簡単、ノイズ低減効果あり

気をつけたい点:LED 照明はなし、Ender 5 以上の大型機には窮屈な場合がある

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価格・スペック比較表(2025年7月時点)

商品名参考価格内寸(mm)LED照明こんな人に
Creality 公式(スタンダード) 約¥6,000〜8,000 約730×650×720 なし Ender 3 ユーザー・公式の安心感重視
Creality 公式(アップグレード版) 約¥8,000〜10,000 約730×650×720 なし 温湿度を管理したい Ender 3 ユーザー
YOOPAI(標準サイズ) 約¥7,000〜9,000 550×650×730 あり 汎用性とコスパ重視・LED が欲しい方
YOOPAI(大型サイズ) 約¥9,000〜12,000 700×750×900 あり Ender 5 など大型プリンターを使う方
SainSmart エンクロージャー 約¥7,000〜9,000 約530×615×735 なし 付属品充実・組み立て簡単を求める方

※ 価格は Amazon.co.jp での販売価格を参考にしています。時期やセールにより変動します。

エンクロージャーと防音ボックスの違い

「エンクロージャー」と「防音ボックス」は似て非なるものです。混同されがちですが、目的が異なります。

エンクロージャーは「温度・湿度の安定化」が主目的です。テント型の難燃素材でプリンターを覆い、チャンバー温度を 7〜10℃ 上昇させることで、ABS・ASA の反りを防ぎます。副次的に 4〜5dB 程度の防音効果もありますが、騒音対策は主眼ではありません。

防音ボックスは「騒音低減」に特化した製品です。木材やアクリル板で箱型に組み、内側に吸音材(スポンジやグラスウール)を貼ることで 10dB 以上のノイズカットを実現します。ただし密閉度が高い分、換気や排熱の設計をしっかり行わないと電子部品の過熱リスクがあります。

ABS・ASA 印刷の反り対策が目的ならエンクロージャーを、深夜の稼働音を抑えたいなら防音ボックスを選ぶのがおすすめです。両方の効果を求める場合は、エンクロージャーに別売りの吸音シートを追加する方法もあります。

導入時の注意点

電子部品の過熱に注意

FDM プリンターのメインボードやステッピングモーターは高温に弱い部品です。エンクロージャーで密閉する場合、電子部品がプリンター外側に配置されている機種を選ぶか、排気ダクトを活用して制御基板まわりの温度上昇を抑えましょう。

フィラメントの乾燥管理

ナイロンや PETG など吸湿しやすい素材は、エンクロージャーで温度管理するだけでなく、フィラメントドライヤーとの併用が効果的です。湿気を含んだフィラメントは気泡や糸引きの原因になります。

換気と安全

ABS 印刷時はスチレンガスなどの微粒子が発生します。長時間印刷する場合は、換気口や排気ファン(YOOPAI の排気キットなど)を活用し、室内の空気環境にも気を配りましょう。

よくある質問

PLA の印刷にもエンクロージャーは必要ですか?

PLA はガラス転移温度が低く(約 60℃)、オープン環境でも安定して印刷できます。基本的にエンクロージャーは不要ですが、冬場の冷え込みが激しい環境やエアコンの風が直接当たる場所では、導入すると品質が安定しやすくなります。

IKEA の LACK テーブルで自作するのとどちらが良いですか?

IKEA LACK テーブル + アクリル板で自作する方法は、費用を 3,000〜5,000 円程度に抑えられるメリットがあります。ただし、断熱性や難燃性はテント型の既製品に及ばず、組み立てにも手間がかかります。手軽に導入したい方には既製品がおすすめです。

エンクロージャーを使うとどのくらい温度が上がりますか?

テント型のエンクロージャーでは外気温から約 7〜10℃ の温度上昇が見込めます。室温 25℃ の環境なら、チャンバー内は 32〜35℃ 程度になります。ABS 印刷の推奨チャンバー温度(40〜60℃)に近づけるには、密閉度を高めるか補助ヒーターを追加する方法もあります。

密閉しすぎるとプリンターが壊れませんか?

完全密閉はメインボードやモータードライバーの過熱につながるリスクがあります。多くのテント型エンクロージャーにはケーブル穴や通気口が設けられていますので、これらを塞がず、電子部品の排熱経路を確保しましょう。Creality のアップグレード版のように換気口付きのモデルを選ぶと安心です。

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