ブログ一覧に戻る
3Dプリンターでクリスマス飾り・オーナメントを自作|無料データの入手先と映える印刷テクニック - 3Dプリンタブログ | 3DLab
DIY・ものづくり

3Dプリンターでクリスマス飾り・オーナメントを自作|無料データの入手先と映える印刷テクニック

3DLab
2026年10月10日
0 views

クリスマスが近づくと、ツリーの飾りやオーナメントを手づくりしたくなる方も多いのではないでしょうか。3Dプリンターがあれば、無料のSTLデータを使ってオリジナルの飾りを自宅で出力できます。この記事では、無料データの入手先と、透明PETGやシルクPLAで仕上がりに差がつく印刷テクニックを紹介します。

無料STLデータの入手先

クリスマスオーナメント用の3DデータはSTL形式で配布されており、多くのサイトから無料でダウンロード可能です。代表的な配布サイトとその特徴を見ていきましょう。

Printablesは、Prusa Research社が運営するコミュニティサイトです。「Christmas ornament」で検索すると数百件のデータがヒットし、星型やスノーフレーク、ミニチュアのサンタクロースなど種類が豊富にそろっています。各モデルにユーザーの評価や造形写真が投稿されているので、出力前に仕上がりの目安を確かめられる点も便利です。

Thingiverseは、3Dプリンターの老舗コミュニティサイトで200万点以上のデータを公開しています。「Christmas tree ornament」「gift box」などのキーワードで検索すると、ツリートッパーやプレゼントボックス、名前入りオーナメントが見つかるでしょう。多くのデータがCreative Commonsライセンスで公開されており、個人利用であれば無料で印刷可能です。

Cults3Dはフランス発の3Dモデル共有サイトで、無料フィルタを使えばクリスマス関連だけで400件以上のデータが表示されます。デザイン性の高い作品が多いため、見た目にこだわりたい方に向いています。

MakerWorldはBambu Lab社が運営する比較的新しいプラットフォームです。Bambu Lab製プリンターとの連携が強く、ワンクリックでスライスデータを転送できる仕組みがあります。クリスマス向けのコレクションページも用意されているので、まとめてデータを探したいときに役立ちます。

フィラメント選びで仕上がりが変わる

オーナメントの見栄えは、使うフィラメントで大きく左右されるものです。クリスマス飾りと相性がよい3種類を取り上げましょう。

シルクPLAは表面に光沢があり、メタリックな輝きを持つフィラメントです。ゴールドやシルバー、レッドのシルクPLAで星やベルを出力すると、塗装なしでも華やかな見た目に仕上がります。印刷温度は200〜230℃、ベッド温度は40〜60℃が目安で、ふつうのPLAと同じ感覚で扱えるため初心者にも向いています。

透明PETGは光を透過する素材で、LEDライトと組み合わせるとステンドグラスのような飾りに仕上がります。PLAより耐熱性と耐衝撃性に優れ、窓辺や暖房の近くに飾っても変形しにくい点が強みです。ただし糸引きが起きやすいため、リトラクション距離を5〜7mmに設定し、印刷速度を40〜50mm/sにやや落とすときれいに出力できます。

マルチカラーPLAは2色以上を切り替えて印刷できるフィラメントで、赤と緑のストライプや白と青のグラデーションなど、1回の印刷でカラフルなオーナメントが完成します。Bambu LabのAMSやPrusa MMU3のようなマルチカラー対応ユニットがあれば、活用の幅はさらに広がるでしょう。

映える印刷テクニック

データとフィラメントを用意したら、印刷設定を工夫してさらに仕上がりをよくしましょう。

オーナメントはツリーに吊るして使うため、軽さが求められます。インフィル(内部の充填率)は10〜15%に設定すれば十分な強度を保ちつつ軽量に仕上がり、印刷時間とフィラメントの消費も抑えられるでしょう。壁の厚さは2〜3層あれば割れにくく、持ったときに安っぽさを感じません。

表面をなめらかに仕上げたいときは、積層ピッチを0.12〜0.16mmに下げるのが効果的です。星やスノーフレークのように細い突起があるモデルでは、印刷速度を30〜40mm/sまで落とすと先端の崩れを防げます。印刷後に400〜600番のサンドペーパーで軽く磨くだけで、さらに滑らかな質感に仕上がります。

吊り下げ用の穴がないモデルでは、スライサーソフトで上部にフック穴を追加するか、印刷後に0.5〜1mm径のピンバイスで穴を開けてリボンや糸を通してください。ヒートンと呼ばれるネジ付きフックを差し込む方法も手軽です。

子どもと一緒に楽しむアイデア

3Dプリンターで出力したオーナメントは、そのまま飾っても十分見映えしますが、子どもと一緒に手を加えるともっと楽しい時間になります。白いPLAで出力した雪の結晶やサンタの形にアクリル絵の具で色を塗ったり、ラメ入りのニスを上から塗ったりすれば、世界にひとつだけのオーナメントが完成するでしょう。

名前や年号を入れたオーナメントは、毎年のクリスマスの記念品にもなります。TinkercadやBlenderなどの無料3DCADソフトを使えば、テキストの追加や形の編集も難しくありません。Tinkercadはブラウザ上で動く初心者向けのツールで、小学生でも直感的に操作できます。

よくある質問

クリスマスオーナメントの印刷にはどのくらい時間がかかりますか?

5〜8cm程度の小さなオーナメントであれば、1個あたり30分〜1時間半ほどで印刷できます。インフィルを下げて積層ピッチを0.2mmにすれば、さらに短縮も可能です。

3Dプリンターを持っていなくても作れますか?

オンラインの3Dプリントサービス(DMM.make、JLCPCBなど)にSTLデータを送れば、プリンターがなくても注文できます。フィラメントの種類や色を指定できるサービスもあります。

出力したオーナメントは屋外でも使えますか?

PLAは紫外線や高温に弱いため、屋外での長期使用には向きません。屋外に飾る場合はPETGやASAなど耐候性のあるフィラメントを選ぶと劣化を抑えられます。

無料データの商用利用はできますか?

データごとにライセンスが異なります。商用利用が許可されたCreative Commons BY-SA などのライセンスを確認してから使用してください。個人で飾る分には多くのデータが無料で利用できます。

参考リンク

タグ

3DプリンタークリスマスオーナメントSTLデータDIY
3Dプリンター体験