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3Dプリンターで作るキャンプギア・アウトドア便利グッズ10選|PETG・ASAで耐久性も確保 - 3Dプリンタブログ | 3DLab
DIY・ものづくり

3Dプリンターで作るキャンプギア・アウトドア便利グッズ10選|PETG・ASAで耐久性も確保

3DLab
2026年10月19日
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キャンプ場で「あのパーツがあれば便利なのに」と感じた経験はないでしょうか。既製品にちょうどいいサイズがないとき、3Dプリンターなら自分だけのギアを作れます。PETG・ASAといった屋外向け素材の選び方とあわせ、キャンプで役立つ自作パーツのアイデアを10個まとめました。

屋外使用に向く素材の選び方

キャンプギアを3Dプリンターで作るとき、最初に考えるのが素材選びです。PLAは造形しやすい反面、直射日光や高温に弱く、夏場の車内に置いただけで変形することがあります。屋外で使うパーツにはPETGかASAを選ぶのが現実的です。

PETGは耐熱温度が約80℃で、耐衝撃性と耐水性のバランスに優れた素材です。家庭用FDMプリンターでも比較的扱いやすく、初めて屋外用パーツを作る方に向いています。一方のASAは紫外線に対する耐性がPETGより高く、長期間屋外に置いても劣化しにくい特徴があります。ただし印刷時に反りが出やすいため、エンクロージャー付きのプリンターが望ましく、中級者以上向けの素材と言えるでしょう。

週末キャンプで使って持ち帰る程度ならPETGで十分対応できます。タープポールに常時取り付けておくような用途であれば、ASAの耐候性が役立ちます。

キャンプで使える自作パーツ10選

ここからは、キャンプで実際に使える3Dプリント製パーツを10個紹介していきましょう。いずれもFDMプリンターとPETGまたはASAフィラメントがあれば造形できるものばかりです。

1. カラビナフック

テントやタープのループにランタンやシェラカップを吊るすためのフック。MakerWorldなどのモデル共有サイトには耐荷重40kgをうたう設計データも公開されており、PETGで出力すればキャンプの実用に耐えます。市販のアルミカラビナと違い、ポールの太さに合わせて開口部のサイズを調整できるのが自作の利点です。

2. ランタンハンガー

ポールに差し込んでランタンを吊るすハンガーパーツです。ポールの直径に合わせて設計すればぐらつかず、安定して使えます。ASAで造形すると、焚き火付近の輻射熱にも耐えやすくなります。

3. スパイスボックス仕切り

100均の小型コンテナに合わせた仕切りを作れば、塩・胡椒・スパイス類を個別に収納可能。市販品は仕切り位置が固定ですが、自作なら手持ちの調味料ボトルにぴったり合う配置にできるのが利点です。PETGなら水洗いにも対応します。

4. ガイロープテンショナー(自在金具)

テントやタープのガイロープを張るための自在金具は、紛失しやすい消耗品です。3Dプリンターで予備を何個でも作っておけば、現地で慌てずに済みます。ロープの太さに合わせて穴のサイズも調整可能です。

5. テーブル用カップホルダー

フィールドラックやロールテーブルのフレームにクリップで固定するタイプが便利です。テーブルのフレーム幅を計測して専用設計すれば、風でカップが倒れる心配を減らせます。

6. 焚き火トング掛け

焚き火台のそばにトングや火ばさみを立てておくスタンドです。地面に刺す杭型にしておくと、砂利サイトでも安定します。ASAで出力して耐熱性を確保すれば、火の粉が当たっても変形しにくくなります。

7. ペグ抜き補助ハンドル

鍛造ペグの頭に差し込んで回しながら引き抜くためのハンドルです。てこの原理を使った設計にすると、硬い地面に刺さったペグも少ない力で抜けます。PLAでは力を入れたときに割れる恐れがあるので、PETGかASAで出力しましょう。

8. LEDストリング用クリップ

テント内やタープ下にLEDストリングライトを這わせるためのクリップです。ポールやリッジラインの径に合わせて設計すると、結束バンドなしできれいに固定できます。軽量パーツなのでPETGで十分です。

9. マルチツール用シースアダプター

ベルトやMOLLEウェビングにマルチツールのシースを取り付けるためのアダプター。手持ちのツールとシースの形状をノギスで計測し、はめ合い精度を出せるのは3Dプリントならではの利点です。

10. 薪割り台用くさびガイド

バトニングの際にナイフの刃先をまっすぐ保つためのガイドパーツです。薪の上に乗せて使うもので、刃が斜めに入るのを防ぎます。衝撃を受けるパーツなので、インフィル率を50%以上に設定してPETGで出力すると強度と実用性を両立できます。

造形のコツと設計のポイント

屋外で使うパーツを造形する際に押さえておきたい設定がいくつかあります。壁の厚さは1.6mm以上が目安で、これだけで衝撃に対する強度がかなり変わってきます。インフィル率は用途に応じて20〜50%の間で調整し、力がかかる部品は高めに設定してください。

積層方向も見落としやすい点です。3Dプリントの造形物は積層面に沿った方向の力に弱い性質があります。カラビナやフックのように引っ張り力がかかるパーツは、力の方向と積層方向が直交するよう配置を工夫すると破断しにくくなります。

設計データを0から作るのが難しい場合、MakerWorldやThingiverseで公開されているモデルをベースに、サイズだけ調整するのも有効な方法です。TinkerCADやFusion 360の無料プランでも寸法変更は十分行えます。

よくある質問

PLAで作ったキャンプギアは使えますか?

軽い荷物タグやコードクリップなど、力や熱がかからない用途であれば問題なく使えます。ただし夏の車内や直射日光下で変形する可能性があるため、屋外メインのパーツにはPETGかASAを選んでください。

PETGとASAはどちらを選べばよいですか?

週末キャンプで持ち出して使い、帰宅後は室内で保管する程度ならPETGで十分です。常時屋外に設置するパーツや、紫外線に長期間さらされる用途にはASAが向いています。

3Dプリントしたパーツは食品に触れても大丈夫ですか?

FDMの積層面には微細な隙間ができるため、雑菌が繁殖しやすく食品直接接触には向きません。スパイスボックスの仕切りのように、ボトルごと収納する間接的な使い方であれば衛生面の問題は起きにくいです。

どのくらいの強度がありますか?

PETGのインフィル率50%で出力したカラビナは、設計によっては30〜40kg程度の荷重に耐えるとされています。ただし安全に関わる用途では金属製品を使い、3Dプリント品はあくまで補助パーツとして使うことを推奨します。

参考リンク

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