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3Dプリンターで収納グッズを自作!暮らしにフィットするDIY整理術アイデア集 - 3Dプリンタブログ | 3DLab
DIY・ものづくり

3Dプリンターで収納グッズを自作!暮らしにフィットするDIY整理術アイデア集

3DLab
2026年5月3日
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「引き出しの中がごちゃごちゃ」「リモコンの置き場所が決まらない」「ケーブルが絡まって見た目が悪い」——そんな日常の小さなストレス、3Dプリンターで解決してみませんか? 市販の収納グッズではサイズが合わない、デザインが好みに合わないということは意外と多いものです。3Dプリンターなら、自宅のスペースにジャストフィットするオリジナル収納アイテムを手軽に作れます。この記事では、実際に作って役立つ収納グッズのアイデアと、設計時のコツをまとめてご紹介します。

なぜ収納グッズは3Dプリンターで自作するのがベストなのか

収納グッズを3Dプリンターで作る最大のメリットは、ミリ単位のサイズ調整ができることです。市販品は「Sサイズ」「Mサイズ」といった既定のサイズしかなく、引き出しやデスクの寸法にぴったり合うものを見つけるのは困難です。3Dプリンターなら、実測したスペースに合わせて1mm単位でモデルを調整できます。

コスト面でもメリットがあります。PLA素材のフィラメントなら1kgあたり2,000〜3,000円程度で購入でき、小物の収納グッズであれば1つあたり50〜200円程度の材料費で作れることが多いです。市販品を買うよりも大幅にコストを抑えられるケースが少なくありません。

さらに、色やデザインを自由に選べるので、部屋のインテリアに合わせた統一感のある収納を実現できるのも魅力です。

すぐに作れる!おすすめ収納グッズ5選

1. 引き出し仕切り(ドロワーオーガナイザー)

キッチンやデスクの引き出しを区切る仕切りは、3Dプリンターの定番アイテムです。引き出しの内寸を測り、カトラリーや文房具のサイズに合わせて区画を設計しましょう。Gridfinityと呼ばれるモジュール式収納システムが海外で人気を集めており、自由に組み合わせて拡張できるのが特徴です。Printables.comやMakerWorldなどのプラットフォームで無料のSTLデータが多数公開されています。

2. ケーブルホルダー・ケーブルクリップ

デスク周りのケーブル整理に便利なケーブルホルダーも人気の作品です。デスクの天板に挟むクリップ型や、両面テープで壁面に貼れる小型ホルダーなど、設置場所に合わせた形状を設計できます。充電ケーブルの太さに合わせて溝の幅を調整すれば、USBケーブルからACアダプターまで対応可能です。

3. 壁掛けフック・ウォールマウント

玄関の鍵掛けや、洗面所のドライヤーホルダーなど、壁に取り付けるフックも3Dプリンターの得意分野です。ネジ穴付きの設計にすれば壁にしっかり固定できますし、賃貸住宅向けには粘着テープ対応の台座を設計するという方法もあります。耐荷重が必要な場合は、PETGABSなど強度の高いフィラメントを使うのがおすすめです。

4. リモコンスタンド・小物トレー

リビングのテーブル上で散らかりがちなリモコン類を一箇所にまとめるスタンドは、実用性の高いアイテムです。手持ちのリモコンの寸法を測り、2〜3本が収まるサイズで設計すると使い勝手が良くなります。スマートフォンの充電スタンドを兼ねた設計にすれば、さらに便利です。

5. スパイスラック・調味料ホルダー

キッチンの調味料ボトルにジャストフィットするラックは、市販品では見つけにくいアイテムの代表格です。ボトルの直径と高さに合わせた段差付きラックを設計すれば、奥のボトルも取り出しやすい収納が完成します。

設計のコツ——失敗しないための5つのポイント

3Dプリンターで収納グッズを設計するとき、いくつかのポイントを押さえておくと完成度が格段に上がります。

1. 実寸を正確に測る
ノギスやメジャーで設置場所の寸法を正確に計測しましょう。特に引き出しは奥行き・幅・高さに加えて、レールの出っ張りなど障害物の有無も確認するのが重要です。

2. クリアランス(余裕)を設ける
3Dプリントでは若干の寸法誤差が生じます。嵌め合わせる部品は、片側0.2〜0.3mm程度のクリアランスを設けておくと、きつすぎず緩すぎないフィット感が得られます。

3. フィレット(角の丸み)を入れる
角を丸くする「フィレット」を入れることで、見た目が美しくなるだけでなく、造形時の反りや剥がれも軽減できます。半径1〜2mm程度のフィレットをおすすめします。

4. モジュール式を意識する
最初から「将来的に増やせる設計」にしておくと便利です。ユニットを連結できるジョイント構造や、積み重ねられるスタッキング構造を取り入れると、収納ニーズが変わっても対応できます。

5. 用途に合ったフィラメントを選ぶ
PLAは造形しやすく初心者向けですが、耐熱性が低い点に注意が必要です。キッチンや浴室など高温・多湿の環境で使うものは、PETGを選ぶと安心です。屋外で使う場合はASAという紫外線に強い素材も選択肢に入ります。

無料3Dデータを活用してまずは試してみよう

「いきなり設計するのは難しそう」という方は、まず公開されている無料の3Dモデルデータを活用するのがおすすめです。以下のプラットフォームでは、収納系のモデルが豊富に公開されています。

  • Printables.com(Prusa公式) — Organizerカテゴリに数千点以上のモデルが集まっています
  • MakerWorld(Bambu Lab公式) — 「Organizers」カテゴリで人気モデルを検索できます
  • Thingiverse — 老舗プラットフォームで、収納系モデルの種類が豊富です

ダウンロードしたSTLデータをそのまま印刷するだけでも十分使えますが、TinkerCADFusion 360などの無料CADソフトを使って、サイズを自分の環境に合わせて調整すると、さらに満足度の高い収納グッズが完成します。

よくある質問

3Dプリンターで作った収納グッズの耐久性は大丈夫ですか?

PLA素材でも日常的な使用には十分な強度があります。壁掛けフックなど荷重がかかる用途では、インフィル(内部充填率)を40〜60%に上げるか、PETGなど強度の高い素材を選ぶと安心です。

3Dプリンター初心者でも収納グッズは作れますか?

はい。引き出し仕切りやケーブルクリップなど、シンプルな形状のものから始めるのがおすすめです。PrintablesやMakerWorldで無料データをダウンロードして印刷するだけなら、プリンターの基本操作を覚えればすぐに挑戦できます。

1つの収納グッズを作るのにどのくらい材料費がかかりますか?

PLAフィラメントの場合、ケーブルクリップのような小さなものなら10〜30円程度、引き出し仕切りのような大きめのものでも100〜300円程度です。市販品を購入するよりも大幅にコストを抑えられます。

キッチンや水回りでも3Dプリント品は使えますか?

PLAは耐熱性・耐水性がやや低いため、水回りにはPETG素材がおすすめです。PETGは食洗機の温度にも耐えられ、水に強い特性があります。直接食品に触れる用途では、食品安全対応のフィラメントを選びましょう。

参考リンク

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