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3DプリントとUVレジンで作るハンドメイドアクセサリー入門【レジン細工】 - 3Dプリンタブログ | 3DLab
DIY・ものづくり

3DプリントとUVレジンで作るハンドメイドアクセサリー入門【レジン細工】

3DLab
2026年6月17日
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「3Dプリンターで何か実用的なものを作りたい」「ハンドメイドアクセサリーにオリジナリティを出したい」という方におすすめなのが、3DプリンターとUVレジンを組み合わせたアクセサリー作りです。3Dプリンターで型枠(ベゼル)やモールドを自作し、そこにUVレジンを流し込めば、世界にひとつだけのピアスやキーホルダー、チャームが作れます。この記事では、必要な道具選びからUVレジンの基本的な扱い方、気泡対策や着色のコツまで、初心者の方でも取り組めるように順を追って説明します。

3Dプリンター×UVレジンでできること

3Dプリンターとレジンクラフトを組み合わせると、既製品のシリコンモールドでは作れないオリジナルの形を作れます。代表的な使い方は次の3つです。

まず、ベゼル(枠)を3Dプリントする方法があります。金属のミール皿のように外枠を3Dプリンターで造形し、その中にUVレジンやドライフラワー、ラメなどを封入して硬化させれば、ペンダントトップやピアスパーツが完成します。FDM方式のプリンターでもPLAフィラメントで十分に作れるので、手軽に始められます。

次に、レジンを流し込む「型」そのものを3Dプリンターで作る、モールド(型)を3Dプリントする方法です。積層痕が型の内側に写るため、光造形(SLA/MSLA)方式の3Dプリンターの方が滑らかに仕上がります。FDM方式の場合は、プリント後にヤスリがけや表面処理をするか、3Dプリント品を原型にしてシリコンモールドを作る方法が一般的です。

最後に、パーツそのものを3Dプリントしてレジンコーティングする方法もあります。3Dプリントしたキーホルダーやチャームの表面にUVレジンを薄く塗り、UVライトで硬化させると、ツヤのある高級感ある仕上がりになり、積層痕も目立たなくなります。

必要な道具と材料

3DプリントとUVレジンを使ったアクセサリー作りに必要な道具をまとめます。すべてを一度に揃える必要はなく、まずは太字の基本アイテムから始めるとよいでしょう。

3Dプリンター関連

  • 3Dプリンター:FDM方式でもベゼル制作は可能。より精密なモールドを作るなら光造形方式が向いています
  • 3Dモデリングソフト:無料で使えるTinkercadやBlenderがおすすめ。Tinkercadは初心者に特に使いやすいです
  • フィラメント(PLA)またはレジン(光造形用)

UVレジン関連

  • UVレジン液:低粘度のハードタイプ(UV-LED対応)を選ぶと扱いやすいです。星の雫やパジコなどが定番です
  • UVライト:36W〜72Wの「365nm+405nm対応」モデルが効率的に硬化できます
  • レジン用着色剤(カラーレジン、宝石の雫など)
  • 封入パーツ(ドライフラワー、ホログラム、ラメ、シェルフレークなど)

工具・消耗品

  • つまようじ・竹串:気泡の除去やレジンの配置に使います
  • エンボスヒーター(またはドライヤー):気泡の除去と粘度調整に
  • マスキングテープ:ベゼルの底面を塞いでレジンを流す際に使用
  • ヤスリ(耐水ペーパー400〜2000番):仕上げの研磨用
  • ニトリル手袋・換気:レジンは皮膚につくとかぶれの原因になるため、手袋と換気は必須です

基本の制作手順

ここではベゼル方式(3Dプリントした枠にレジンを流し込む)の手順を紹介します。

ステップ1 3Dモデルの作成
Tinkercadなどのソフトで、ベゼル(外枠)の3Dモデルを作ります。底面は0.4〜0.8mm程度の薄い板で塞ぎ、外枠の厚みは1mm以上とってください。扱いやすいサイズは、ピアスなら直径15〜20mm、キーホルダーなら30〜50mm程度です。ヒートン(金具取り付け穴)の位置も忘れずに設計しましょう。

ステップ2 3Dプリント
FDM方式の場合は、PLAフィラメントをレイヤー高さ0.1〜0.15mmで出力すると表面が滑らかになります。光造形方式なら0.05mm以下でも出力できます。出力後はサポート材を外し、バリを取りましょう。

ステップ3 レジンの封入と硬化
ベゼルの底面にマスキングテープを貼り、シリコンマットの上に置きます。UVレジン液を薄く流し入れて、まず底面を作ります。そこへ封入パーツ(ドライフラワーやラメなど)を並べ、つまようじで位置を整えたら、UVライトを60〜120秒当てて硬化させます。

ステップ4 積層と仕上げ
一度に厚く入れると気泡が残りやすいので、2〜3回に分けて「注入→硬化」を繰り返すのがコツです。最後の層はベゼルの縁ギリギリまで入れ、ぷっくりとしたドーム状(ドーミング)に仕上げるときれいに見えます。硬化後にベタつきが残るときは、UVライトをもう一度長めに当てるか、レジン専用の拭き取り液で拭いてください。

失敗しないための5つのコツ

レジンクラフト初心者がつまずきやすいポイントと対策をまとめます。

1. 気泡対策
レジン液をボトルから出すときは、一点にゆっくり注ぐのが基本です。勢いよくぐるぐる回しながら入れると、気泡がたくさん入ってしまいます。注入後に1〜2分置いてから硬化させると、気泡が自然に浮き上がって抜けやすくなります。エンボスヒーターを2〜3秒あてれば、熱で粘度が下がり、気泡が一気に消えます。

2. 着色のムラ防止
着色剤は、ごく少量から加えるのが鉄則です。入れすぎるとUVライトの光が内部まで届かず、硬化不良を起こします。透明感を活かしたい場合は、着色剤をレジン液の量の1〜2%程度に抑えましょう。

3. 封入物の下処理
ドライフラワーなどの多孔質素材をそのまま封入すると、隙間から気泡が出てきます。先にレジン液に浸して竹串でやさしく動かし、花びらの隅々までレジンを行き渡らせてから本封入してください。

4. 3Dプリント型の表面処理
FDM方式で出力した型は、積層痕がレジンに写ります。耐水ペーパー(400番→800番→1500番)で段階的に磨くか、クリアコートを薄く塗ると、滑らかに仕上がります。離型剤(シリコンスプレー)を薄く塗っておけば、硬化後にレジンを取り出しやすくなります。

5. 硬化不良の防止
UVライトの照射時間は、規定より少し長めにしておくと安心です。カラーレジンや封入パーツが多いときは特に、光が遮られて奥まで届きにくくなります。両面から照射するか、表を硬化させた後にひっくり返して裏面にも当てれば、しっかり硬化します。

作品アイデア3選

3DプリントとUVレジンの組み合わせで作れる、初心者向けの作品アイデアを紹介します。

ドライフラワー封入ピアス
直径15mm程度の丸型ベゼルを3Dプリントし、押し花やかすみ草を封入します。ベゼルをホワイトやゴールドのフィラメントで作ると、上品に仕上がります。ピアス金具は、レジンを硬化させる前にヒートンで取り付けるか、あとから接着剤で付けます。

ラメ入りキーホルダー
星、ハート、動物など好きなシルエットでベゼルを設計し、ホログラムラメを封入します。3Dプリンターならではの自由な形を楽しめるのが魅力です。厚みを5mm程度にすると、キーホルダーとしてちょうどよい存在感が出ます。

レジンコーティングチャーム
3Dプリントしたミニチュアやロゴパーツに、レジンを薄く塗ってコーティングします。マットなフィラメントの質感がツヤのある表面に変わり、見た目の印象ががらりと変わります。バッグチャームやファスナープルにも使えます。

よくある質問

FDM方式の3Dプリンターでもレジンアクセサリーは作れますか?

作れます。ベゼル(枠)の制作にはFDM方式で十分です。モールド(型)として使う場合は積層痕が転写されるため、ヤスリで表面処理を行うか、プリント品を原型にしてシリコンモールドを作る方法がおすすめです。

UVレジンと2液性エポキシレジンはどちらが初心者向きですか?

初心者にはUVレジンがおすすめです。UVライトを当てれば数分で硬化するため、作業時間が短く失敗してもやり直しやすいのがメリットです。2液性エポキシは硬化に24時間以上かかりますが、厚みのある作品には適しています。

レジンアクセサリーは水に弱いですか?

完全に硬化したUVレジンには耐水性があるので、多少濡れても問題ありません。ただし長時間水に浸けたり高温の場所に置いたりすると、変色や劣化につながります。入浴時やプールでの着用は避けた方がよいでしょう。

3Dプリントした型からレジンが外れません。どうすればいいですか?

シリコン系の離型剤を前もって型に薄く塗っておくと、取り出しやすくなります。それでも外れにくいときは、冷凍庫に10〜15分入れると、レジンが縮んでポロッと外れることがあります。PLAは柔軟性が低いので、シリコンモールドに比べると型から外しにくい素材です。

参考リンク

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